武蔵野赤十字病院 開院レポート

武蔵野赤十字病院

1.新病院の概要

名称日本赤十字社 武蔵野赤十字病院
所在地東京都武蔵野市境南町1丁目26番1号
病床数586床
(EICU6床・HCU24床・GICU8床・NICU9床・GCU12床・感染症20床)
診療科総合診療科/膠原病・リウマチ内科/感染症科/腎臓内科/血液内科/腫瘍内科/内分泌代謝科/循環器内科/消化器内科/呼吸器内科/脳神経内科/外科・消化器外科/乳腺外科/心臓血管外科/呼吸器外科/整形外科/産婦人科/小児科/新生児内科/耳鼻咽喉科・頭頸部外科/眼科/皮膚科/泌尿器科/放射線科/脳神経外科/精神科/形成外科/麻酔科/リハビリテーション科/歯科口腔外科/病理診断科/緩和ケア内科/がんリハビリテーション科
建物鉄骨鉄筋コンクリート造(免震構造) 地下1階地上11階、
塔屋階にヘリポート
面積敷地面積:46,881.72㎡
建物総延面積:71,436.21㎡
認定等救命救急センター、災害拠点病院、第二種感染症指定医療機関、臨床研修病院、地域がん診療連携拠点病院、地域周産期母子医療センター

2.新病院について

武蔵野赤十字病院は、1949(昭和24)年に現在の武蔵野市境南町に設立された病院である。設立当初から地域医療、救急医療に加え赤十字の使命である災害医療に対応した病院であった。1982(昭和57)年には救命救急センターを設置し、三次救急を担う基幹病院へ発展。1996(平成8)年には新宿赤十字病院を統合し、その医療機能を継承した。

その後も、いち早く地域連携による紹介外来制度を導入、さらには地域周産期母子医療センターの指定、地域医療支援病院の承認を得るなど、現在は、北多摩南部医療圏の高度急性期医療を一手に担う拠点病院として活動しており、地域がん診療連携拠点病院、災害拠点病院、三次救急医療機関として、東京都内でも屈指の役割を担っている。

今回の計画は、耐震性の課題とともに、老朽化・狭隘化した旧一番館の再整備を主として病棟および中央診療部門の集約を実現するものであった。

特に、救命救急センターと放射線部門の動線最適化、周産期部門のセンター化(外来と病棟、分娩のワンフロアー化)を実現し、より高度な急性期医療の提供を実現した。また、新病棟に設置された病棟の病床(529床)は全室個室(二番館の1病棟、三番館の感染病棟は継続利用で多床室あり)とし、患者アメニティの改善や感染対策、病床稼働率の向上を図ったことが特長である。

当社の支援

当社は、2013(平成25)年度に「新病棟建設基本構想」の策定、その後「新病棟整備基本計画」の策定を支援してから新病棟開院まで、①基本計画策定業務、②運営計画策定支援業務、③医療機器整備支援業務、④医療情報システム整備支援業務を通じて新病棟の整備を様々な側面から支援した。また、開院直前においては、「患者移送計画」「診療機能移転計画」の策定のみならず、「引越し(物品移転)」の支援をトータルで行うなど、約12年間の長きにわたり、新病棟の開設を支援した。

また、日本赤十字社の病院では、本社に対し施設整備に関する各種手続きが必要であり、新病棟建設による投資の影響を考慮した収支計画の策定を行うなど、本社への申請業務の支援も行った。

武蔵野赤十字病院は、日本赤十字社のフラッグシップ病院であり、その医療レベルの高さ、経営力、医師を始めとする医療スタッフはもちろん、それを支える事務スタッフを含む全職員の高い組織熟練度など、現在の病院のあり方を体現した医療機関です。

当社がこのようなプロジェクトに長きにわたって支援ができ、無事に開院を迎えることができたことについて、本プロジェクトに携わった全ての関係者の皆様に、厚く御礼申し上げます。